P/SHELL ver.1.70

概要

エクスプローラ風の軽量ファイラーです。 フォルダを作りプログラム、データを分類して管理できます。
プログラムの実行以外に以下のような機能があります。

使用方法

P/ECEコミュニケータで“pshell.pex”、“pshell.cfg”をP/ECEに転送してください。
スタートメニューとして使う場合は“pshell.pex”を“startup.pex”にリネームしてください。
“pshell.cfg”はなくても動作しますが、本ソフト最大の特徴であるファイルの分類ができません。

操作方法

カーソルを上に移動
カーソルを下に移動
フォルダを開く
フォルダを閉じる
プログラムを実行
ファイルメニューを表示
スタートシステムメニューを表示
セレクト+Bスタンバイモードに移行

画面を上にスクロールできる時には「↑」、 下にスクロールできる時には「↓」が画面上部に表示されます。
画面下部の表示は左から順に時刻、電源電圧、空きセクタ数です。

メニュー

カーソルを上に移動
カーソルを下に移動
コマンドを実行
メニューを閉じる
セレクト+Bスタンバイモードに移行
ファイルメニュー
ファイル名の入力
↑↓入力文字の変更
1文字進む
1文字戻る
決定
キャンセル
セレクト+Bスタンバイモードに移行
システムメニュー
時刻の入力
←→設定項目の移動
↑↓値の変更
決定
キャンセル
セレクト+Bスタンバイモードに移行

フォルダ構成

P/SHELLで扱えるフォルダは以下のような構成になっています。 「プログラム」、「データ」およびその下の「未分類」は固定フォルダで、 ユーザーはそれ以外の部分をカスタマイズできます。 フォルダ、ファイルは容量の許す限りいくつでも登録できます。 フォルダは必ず2階層目、ファイルは必ず3階層目でなければいけません。

コンフィグファイル

“pshell.cfg”はテキストファイルなので、テキストエディタで自由に編集できます。 PC上で編集したものをP/ECEに転送して使用してください。
コンフィグファイルの最大サイズは4096バイトです。

コンフィグファイルの書き方

コンフィグファイルには以下のコマンド行を書くことができます。
\program この行以降のフォルダ名を「プログラム」フォルダの下に登録します。
\data この行以降のフォルダ名を「データ」フォルダの下に登録します。
(タブ)フォルダ名 フォルダを登録します。
(タブ)(タブ)ファイル名 直前に登録したフォルダの下にファイルを登録します。
\print_size ファイルサイズをバイト単位で表示します。\print_sectorsとの併用はできません。
\print_sectors ファイルサイズをセクタ単位で表示します。\print_sizeとの併用はできません。
\no_print_voltage 起動時に電源状態の表示をオフにします。
\sort_by_name ファイルをファイル名順で整列します。
\sort_by_name_reverse ファイルをファイル名逆順で整列します。
\sort_by_type ファイルを拡張子順で整列します。
\sort_by_type_reverse ファイルを拡張子逆順で整列します。
\sort_by_caption ファイルをキャプション順で整列します。
\sort_by_caption_reverse ファイルをキャプション逆順で整列します。
\sort_by_size ファイルをファイルサイズ順で整列します。
\sort_by_size_reverse ファイルをファイルサイズ逆順で整列します。

ワイルドカード

コンフィグファイル内でのファイル名の指定には、 MS-DOS互換のワイルドカードが使えます。 1つのファイルが複数回ヒットしている時は、先に指定されたものが優先されます。

ファイルの整列

P/SHELLでのファイルの表示順序は、 コンフィグファイル内でフォルダに登録されているものに関しては登録された順番、 それ以外のものに関しては「\sort_by_」で始まるコマンドで指定した順番となります。 また、「\sort_by_」で始まるコマンドは、複数の条件を連続して指定することができます。 その場合、後から指定されたものの方が優先順位が高くなります。

例えば、

\sort_by_name
\sort_by_size_reverse
\sort_by_type
とすると、 ファイルは拡張子順に並び、拡張子が同じものに関してはファイルサイズが大きい順、 ファイルサイズも同じものに関してはファイル名順に並びます。

注意

謝辞

更新履歴

2004/09/04ver.1.70ファイル整列機能追加
2004/07/16ver.1.62フォルダ情報表示機能追加
2004/03/15ver.1.61ファイル名変更・ファイルコピー時のstartup.pexへの上書きを禁止した
2004/03/01ver.1.60 ファイル名変更機能追加
実行ファイルではない拡張子pexのファイルがあると暴走するバグを修正
フォルダ名が長すぎると暴走するバグを修正
カーネルに組み込まれたので省電力スタンバイをはずした
2003/03/13ver.1.51コンフィグファイル内でのワイルドカードの仕様をMS-DOS互換に拡張
2002/12/24ver.1.50時刻設定機能追加
2002/12/16ver.1.40 音量調整機能、コントラスト調整機能追加
strtok()のバグ修正
2002/10/10ver.1.32省電力スタンバイに対応
2002/10/06ver.1.31アイコン追加
2002/09/22ver.1.30 ファイルコピー機能追加
フラッシュメモリ2MB化に対応(ファイルサイズなどの表示桁数)
2002/08/09ver.1.22配列の範囲外にアクセスしてしまう不具合を修正
2002/08/07ver.1.21 時刻、電源電圧、空きセクタ数表示追加
起動時に電源状態を非表示にする機能を追加
2002/07/21ver.1.20 ファイル情報表示機能追加
本体サイズが2セクタに
2002/07/05ver.1.15上位フォルダに戻ったときカーソルを親フォルダに合わせるように変更
2002/06/29ver.1.14スタンバイからの復帰時に削除確認メッセージが出る不具合を修正
2002/06/09ver.1.13フォルダ削除機能追加
2002/06/01ver.1.12コンフィグファイル内でのワイルドカード指定に対応
2002/05/27ver.1.11スクロール可能時の矢印表示追加
2002/04/30ver.1.10 ファイル削除機能追加
ファイルサイズ、セクタ数表示時の単位表示追加
2002/03/26ver.1.01 ファイルサイズ、セクタ数表示機能追加
画面表示位置調整
2002/03/18ver.1.00初公開

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