P/ECEプログラミングコンテスト『P魂2004』

審査結果発表

 まず初めに、今回も審査結果の発表が遅れてしまったことをお詫び申し上げます。
 P/ECE自体の注目も弱まってきた中で、これだけの応募をいただき嬉しく思っています。前回と比較すると、PCと連携するソフトや、プログラミングのためのライブラリの応募もあり、今後の展開も期待できるのではないかと思います。
 審査については、応募者および審査員の皆様によるポイント評価の集計と、感想コメントを加味して行いました。その中で賞に入ってきたのは「軽く遊べる」「面白い」ゲーム、「携帯して」「役に立つ」実用ソフトでした。なお、ここに掲載しきれなかったコメントは、各応募者にメールで送らせていただきます。
 新設したシンプルライブラリ部門ですが、正直なところ私もコンテスト開催までシンプルライブラリを触ったことがなく、この制約でどこまでのアプリが作れるのか?と思ってました。しかし予想を遥かに上回るクオリティ/面白さをもつ作品が応募され、驚くとともに大変嬉しく思っています。
 次回開催はまだ決まっていませんが、今後もP/ECEを盛り上げていきましょう!

以降コメント色: ヅラChu まかべひろし様 Mindware/Chicago Flipper様

オールラウンド部門
大賞 『四手沙参』(作者:ゴルジィさん)
副賞 『SPCプレイヤー』(作者:nsawaさん)
ヅラChu賞 『混 -MAZE-』(作者:selmrさん)
まかべひろし賞 『P/ECEで買い物メモ』(作者:iserloneさん)
Mindware/Chicago Flipper賞 『くるんく・るっぱ』(作者:HANAIさん)
シンプルライブラリ部門
大賞 『InfinityGem』(作者:ぴょるしーさん)
副賞 『適正トレーナー』(作者:nsawaさん)
Mindware/Chicago Flipper賞 『OUTER WALL SCASH』(作者:ていこくさん)
特別賞
最優量投稿者賞 Randomistさん

その他の応募作品のダウンロードはこちら

 

オールラウンド部門

大賞

『四手沙参』

作者:ゴルジィさん →ダウンロード

 2D固定画面アクションゲームです。1プレイ4~5分で終わるので気軽に遊んで下さい。

 審査集計で最も高い得票。画面は綺麗だし、敵を倒した時の爽快感が心地よく、短い時間で遊べるので携帯ゲーム機に最適。チェインした時の点数も、1.1倍とかじゃなくてもっと爽快に上がっていくと、さらに楽しいと思います。アプリにゲーム説明が組み込まれている点についても、好感を受けました。

 起動時の犬に負けた。正直、説明も簡易で内容にあまり期待していなかったのだが、わんこの可愛さ…可哀想さにやられてしまった。そしてゲーム開始、敵を1匹倒して、ボクは姿勢を正すことになる。丁寧に作られている。数度のプレイでクリア出来るように難易度は調整され、ゲームもそれなりに遊びやすい。何より敵を倒したときのふっとばしが、今までのP/ECEゲームに無く気持ちいい。苦言するなら、攻撃アクションがもたつくところだろうか。後半の敵量に比べ、武器も蹴りも発動が遅すぎるように思う。作りの丁寧さに、遊んだときの豪快さが加わると、より良いゲームに昇華するだろう。

賞品:
『アルルゥとあそぼ!!』初回限定版・2004夏コミグッズセット(株式会社アクアプラス提供)
『ToHeart』ピンバッヂ(神岸あかり)(ミスターP氏提供)

 

副賞

『SPCプレイヤー』

作者:nsawaさん【P/ECE研究室】 →ダウンロード

 スーファミの音楽を記録した「SPC形式」のファイルを再生するソフトです。本体FlashROM上のZIP圧縮されたSPCファイルや、外部MMC/SDカード上のSPCファイルにも対応しています。

 今回、技術力で言えば間違いなくこの作品がトップなんですが、SPCを合法的に入手できないということや、フラッシュ2MB改造やMMC/SDカード改造を施したP/ECEでないと、持ち運んで使うには入れられる曲数が少ないということなどから、この位置に落ち着きました。僕はMMC/SD改造している&SFCのゲーム音楽が好きなので、かなり愛用させていただいてますが(^^;

 懐かしい曲がP/ECEで演奏できる、というのはコンセプトとして面白い。また、容量の大きいSPCファイルをいかにP/ECEに詰め込むか、という点でも多数の工夫が見てとれる。USB給電中でないと再生できない曲があったり、ヘッドホンの抜き差しでハングアップしてしまったりと問題はあるが、P/ECEの限界まで使っている弊害であろう。追加機能を要望するとすれば、画面表示を止め、少しでも長くバッテリが持つようにしてもらえるとユーザとして嬉しい。
 曲データの入手難易度と、P/ECEを音楽プレイヤとして持ち歩く年齢層がSPC曲に思い入れがあるか、というあたりが気がかりではある。個人的には、ずいぶん昔に作ったゲームの曲を久しぶりに聴くことができ、ありがたく楽しませてもらった。

賞品:
「アルルゥとあそぼ!!」テレホンカード(アルルゥ・恵美梨)(株式会社アクアプラス提供)

 

ヅラChu賞

混 -MAZE-

作者:selmrさん【Web Site】 →ダウンロード

 丸っこい自機を操作し、迷路のゴールを目指すゲームです。迷路のマップをエディットする事もできます。

 転がるアクションや綺麗にスクロールする画面等、現時点でもなかなかの完成度。なんというか「出来がいい」。サクッと遊び終わってしまうので、もっといろんなステージ、仕掛けを遊んでみたいですね。その際は1ファイルで1セクタ消費してしまうのもなんなので、是非パックファイルに対応を。

 物足りない! サンプル収録されていた3ステージは楽しく遊ばせてもらった。フェイクの壁、届くか届かないかのジャンプ、邪魔な天井を避けてのギリギリの操作。攻略していく感覚が楽しい。だけど、能動的なアクションのみで、敵などが居ないため一度クリアすると繰り返しは遊ばない。なので、多くの面が欲しくなる。フェイクの有無がこのゲームのカギだと思う。偽物か本物か、体当たりで調べていくのが楽しい。つまり、自分で作った面は楽しめない。このゲームをより楽しむためにも、面の拡充を切望したい。

賞品:
MMC/SDカード接続基板(可変電源版) 64MB Multi Media Card
USBバッテリパック USBメジャーケーブル
『ToHeart』ピンバッヂ(神岸あかり)(ミスターP氏提供)

 

まかべひろし賞

P/ECEで買い物メモ

作者:iserloneさん【FreePlanetsドック】 →ダウンロード

 P/ECEを買い物メモ代わりに使うためのツールです。ラジオ会館に行くときなんかには便利かと思います。

 普通の買い物だけでなく、年2回のお祭りにも役立つと思いました(^^; P/ECE側は必要な機能だけを使いやすく作られていると思います。問題として、これはP/ECEの仕様上仕方ないのですが、電池が切れると時計がリセットされてしまうので、気づかずに2001年に購入したことになってしまうということがありました。何か解決方法があれば良いですが、ないかなー。

 要.NETというところがちょっと敷居になるが(これは啓発活動をしないMicrosoftが悪い)、Windows側、P/ECE側ともに良くできている。この手のソフトは、実は持ち出し側より母艦がいかによく出来ているかが勝負だと思われるのだが、その点に問題はなさそうだ。また、持ち出し側のP/ECEアプリも必要最低限の操作でチェックができるようになっていて、実用度合いの高さが伺える。品目プルダウンなど、再利用性も考慮されているが、メモもこれにリンクできればより良かったと思う。買い物というプロセスは、その個人にとって非常に循環性が高いものなので。

賞品:
P/ECE HAND BOOK Vol.2『ハードウェアスーパーテクニック』改造済みセット

 

Mindware / Chicago Flipper賞

『くるんく・るっぱ』

作者:HANAIさん【そのうちなんとか】 →ダウンロード

 チップを回して、並べて、消していくアクションパズルです。なんか毎度おなじみの操作ですね。

 順番に見ていきました。
 最初に目を引いたのが昨年も投稿のあった『T-Beat』の続編『T-Beat MK-II』だったのですが、インパクトがもう一つ感じられず、次へ。
 『SPCプレイヤー』いっろいろとエミュレータをp/ece上で製作するnsawaさんの作品、『技術部門賞』というのがあれば今回はダントツで彼が獲得しそうな感じでした。
 つづいて『p/eceでお買い物メモ』windowsとの併用というのがググッっと私の心をつかみかけるものの、この手のソフトを作るときにはボタンの少ないことが弱点となるp/eceの特徴を逆手に取ったようなアイディアが感じられなかったので、残念!!(ただ、試みwindows側の出来は良いと思います)
 つづいても実用の『A-Shell』う~~~ん、やはりなにかアイディアがほしい!!!!この手のソフトの場合は本体に付属しているShellだけでも困らないは困らないのでやはりなにか一つアイディアがほしい!!!!!
 続いては『ふわふわ彩花』本人も『p/ece残像の限界の世界へ...』と記しているのですが、私には楽しめませんでした。力作ではあると思うのですが、こういうつくりの作品は『自らユーザーインターフェイスを大減点している作品』に私には感じられます。続いても白滝なるさんの作品『T.C.P.C.』こちらはなかなか私にも楽しめました。全体的に力作傾向だと感じるのですがこういうジャンルはバランス命な面が色濃いジャンルなだけにいい方向に力作感が出たと思います。賞候補に3歩前進か???
 しかし、この直後に3歩前進から2歩前進にとどめる快作が登場『くるんく・るっぱ』一瞬『GUNPEIもどきか~...』と思ったもののそこにとどまらなかったところが大きく評価を引き上げる。昨年のコンテストで対象を獲得した『ドライブ風』のコースデータ、p/eceの液晶でもしっかりと遊べるクオリティをそのままに作者のHANAI氏のセンスを感じさせる作品。賞候補のど真ん中にぐいっっと近づく。
 続く2作品、私自身がp/eceのプログラミング経験が無いのがなんとも....申し訳ないです、評価の対象になりませんでした。
 またまた力作系の作品ゴルジィ氏の『四手沙参』、携帯するゲーム機になることもあり1ゲームが4-5分で終わるというのがいきなり目を引く、さらに遊んでみてもp/eceでのゲーム作成の大きな壁になりそうな『液晶の見易さ』に関しても十分評価できる作品。なんらかの爽快感を感じさせる要素があるとぐっっと評価が上がるのですが、そこが感じられなかっただけにあと1歩。
 続いては昨年 p/textを投稿してくれたRandomist氏の『p/shell』こちらは軽量というのが売り、しかしながらやはり強力な売りが無いのが残念!続く『MUSIC COMMANDER』も本人が書いているとおり操作性が.....コマンド入力系だと『T.C.P.C.』を先に見てしまっただけにどうしても評価があがらず!
 再び登場のライブラリ『GML-G(β版)』、これはびっくり!HPに動画が掲載されていることもサンプルがインパクトあるのもよかった!ビットマップだがなかなか処理速度が速いmpuを搭載しているp/eceの特徴を生かしている面でも評価が高い。技術もさることながら、『人にアピール力のあるパッケージング』についてはほかの投稿者の方も是非参考にしてほしいところ。PSP並のゲームはさすがに無理でもアイディアがあればLYNXを超えるゲームは造れそう!!!
 『ゲーム電卓PART1/2 for P/ECE』、いいですねぇ~小学生の時にはまりました。しかし、さすがに元ネタのまんまなので賞の対象としては選外になります。オリジナルのアイディアを加えたモードかなにかあれば元のゲームがシンプルなアイディアながら物凄く良くまとまっている上にp/eceの液晶でも問題ない上携帯するゲームとしてもいい線なので非常に残念っ!
 16本目をかざるのは、『混 -MAZE-』!!最初に応募作品一覧のHPを見たときに最初に目についた作品。何度も書いているが『もう一個アイディアがほしい!』ゲームの方向性は十分面白い物になりうるコアだと思われるだけに『展開に変化を与えるなにか?』がほしいところ。
 一挙に書いてきましたが、拝見しながら純粋に感じたことを記しました。
 私自体の審査員として以外のプレイ時間は
くるんく・るっぱ > ゲーム電卓 >> 混 -MAZE- ≒ T.C.P.C.
 でした。

 毎度ながらHANAI氏の作品は完成度が高いです。画面デザインが洗練されているというか…。回転によって一列繋げて消すというのは面白いんですが、もうちょっと消した時に爽快感が味わえればと思います。あとは初めの方ダレてしまうので、もう少し難易度曲線が急でもいいかな~と。

 名作パズルGUNPEYに似たような画面構成かつルールだが、遊んでみるとその感覚はかなり違った。三角に回していくことでこんなにもつながっていく幅が変わるものか。つながり方はわかりやすいので、プレイを続けて行くだけならそれほど難しくない。しかし速度が上がっていくにつれ、操作は忙しくなり行き詰まっていく感覚はある種の快感だ。また、スコアをあげようと最初から大量消しを目論んでいくと、得点は上がるが早めにゲームオーバとなってしまう。プレイ時間とスコア、この二面性を突き詰めたプレイが楽しく、氏のパズルアクションシリーズの中でも秀逸な出来である。

賞品:
TVアニメ『ToHeart Remember my memories』オープニングテーマ
「大好きだよ(Into Your Heart)」CD(Vo.谷咲ナオミさんの直筆サイン入り)

オールラウンド部門のその他の応募作品のダウンロードはこちら

 

シンプルライブラリ部門

大賞

『InfinityGem』

ぴょるしーさん【ANGEL KNIGHT】 →ダウンロード

 3Dダンジョン探索型のRPGです。シンプルライブラリ部門の制限でRPGなども作成できるのではないかと思い作ってみました。

 審査集計で最も高い得票。制約有りのシンプルライブラリでここまで出来るか、という意見が多数。ゲーム全体に昔懐かしい雰囲気が漂ってますねー。マップ以外はテキストベースな点とか、パスワード制のセーブ機能とか。変数を本ッ当にギリギリまで使っている点も(笑)。勿論、普通に作るならオールラウンド部門の方が遊びやすさも向上するに決まってるんですが、敢えてシンプルライブラリの限界に挑戦した点を評価しました。これについてはソースには突っ込むまい(笑

 シンプルライブラリとしてはまごう事なき大作である。すべての変数を使い切ったり、マップ管理が驚愕する内容だったりとプログラムも見所たくさんであるが、まずはゲームを遊んで欲しい。戦闘が英文であるのがとっつき悪いかもしれないが、想像力を働かせて1文字1文字吟味して遊べば、そこにWizardlyのようなファンタジーRPGの世界が広がるのだ。それなりに注意して遊ばないとGAMEOVERになってしまうが、困難をくぐり抜けてCompliteの文字を是非見て欲しい。RPGらしくセーブ機能も用意したなど、機能としても素晴らしい。

賞品:
『アルルゥとあそぼ!!』初回限定版・2004夏コミグッズセット(株式会社アクアプラス提供)
『ToHeart』ピンバッヂ(神岸あかり)(ミスターP氏提供)

 

副賞

適正トレーナー

作者:nsawaさん【P/ECE研究室】 →ダウンロード

 自動車教習所などで行う適性検査の一種です。上下以外に切り欠きの入った○にチェックを付けて行き、速度と正確さを競います。

 nsawaさんダブル受賞。何度もハイスコア目指して挑戦できるゲームだと思います。記号が見えにくいのは、シンプルライブラリの制約上仕方ないのですが、縦横2倍表示にしてもいいかもしれません(その分1画面に表示できる記号の数が減るので工夫しないといけないですが)。ソースコードも読みやすく、ゲームのルール表示も親切。

 数回プレイして80点が最高得点だった。実はこの手の適性検査は、スポーツマンなどでもパーフェクトが取れないように調整するので、全得点取れなくて当たり前だったりする。そういう意味でも、非常に適正検査してる作品だと言える。こういう「実用」をゲームにしたものは非常に有意義だと思う。出来れば、取った得点によってアドバイスが1行でもあれば良かったかもしない。プログラムはコメントが多数入り、じっくり見ていけばわかりやすくなっているが、見通しからするともしかしたらプログラム初心者は読みにくいかもしれない。

賞品:
『天使のいない12月』テレホンカード(透子・しのぶ)(株式会社アクアプラス提供)

 

Mindware / Chicago Flipper賞

OUTER-WALL SCASH

作者:ていこくさん【虚空堂本店Extra】 →ダウンロード

 外壁をぐるぐる動かしてボールを外に出さないようにするゲームです。prog.txtは全部で174行。シンプルライブラリ部門では禁止されている関数を、規則に触れない形で表現しています。

 上から試してみたオールラウンドに対し、こちらはHPのスクリーンショット説明をみて『面白そう』な作品から始めてみました。
 まずは、 『NumberAttack』 、デジタルインベーダからの派生的アイディア、なっかなか面白い。なぜかクラックスを思い出しながらプレイしてしまいました。操作が直感的に分かりやすければ...というのが残念です、周辺、見た目もちょっと手を入れてオールラウンドでもいいんじゃないか?と思える作品でした。
 往年のアタリが大好きだったこともあり、クラックスを思い出したままS.T.U.N. Runnerを思い出してしまった 『Cosmic Air Way』 をプレイ。数ドットの丸でもいいので自分が表示されていると分かりやすかったかなぁといった印象。
  『InfinityGem』 シンプルライブラリの限界に挑戦ともいえる作品。こういう作品の場合は『楽しかった』『インパクト』よりも『よくやった賞』という気がしました。センスを感じた『NumberAttack』 と好対照、オールラウンドにも投稿されているし....『最優量投稿者賞』でも制定するか....ということを考え始める。
  ツメで全体の印象が変わりやすいジャンルの『T-REVO Type-P』 をプレイ。どうしてもプレイヤーに状況判断の要素が無い作品に対しては評価が下がりやすい体質なのか(私はプレイヤーの状況判断の介在する要素の無い作品を『ゲーム』として認めていません)なじめず。
 初見から気になっていた『OUTER-WALL SCASH』 、面白い!パドルとボールだけで十分に楽しめた。一回一回のプレイがサクサク終わり携帯向き!プレイ前のカウントダウンの段階からパドルだけ時分で動かせればさらに良かった!いろいろアイディアを加えて発展性もありそうに感じました。この段階でダントツで賞の最有力候補に!
 『OUTER-WALL SCASH』の翌日の外出時にプレイしたのが 『適正トレーナー』 最初はなんだかわからなかったのですが、分かるとおもしろくなってくる。厳しい制約の中ではあるものの1つなにかアイディアがあれば『OUTER-WALL SCASH』をかわせたかな?と思えるだけに残念。カジュアルプレイヤーの多そうな携帯ゲーム向きというのも◎です。
 最後にプレイしたのは、 『Pocket Poker』 あまりにもありふれていたのでいきなり選外という感じでプレイしたのだが、なかなかはまる。御茶ノ水-東中野間を首を痛くしながらプレイ。そして......あることに気が付く、『あれ?』Randomist氏って.....一番沢山今回応募していますよね??というわけで、『最優量投稿者賞』を贈呈いたします!!!!!
 オールラウンド以上に携帯向きなゲーム『サクッっと遊べてもう一回!』という感じの強い作品が多くて評価していて大変楽しかったです。今回は『シンプルライブラリ部門』の優秀者への賞に『OUTER-WALL SCASH』のていこく氏、 全体で最も沢山応募してくれたRandomist氏に『最優量投稿者賞』を贈呈します。

 一定パターンで安定して操作を止めた後、次に動かす時にたまに回す方向を間違ってしまうあたりが、さらにゲームを面白く見せているように感じます。ソースも短く、まさにお手本的作品。なんていうか「ベーマガ的」?

 いわゆるスカッシュゲームだけど、操作方法が変わればゲーム感覚が変わる。跳ね返るのを下で待つスカッシュと思うと、かなり難しく思うように得点は伸びない。しかし、うまいこと連続で打ち返し続け、スピードが上がってくると手に汗握る。単純ではあるが続いている時の楽しさと、終わったときの脱力感は確かにある。さて、プログラムリストだが、非常に短くまとまっていて、見た目と処理が合っていてわかりやすい。サブルーチン的な部分のみトリッキーではあるが、十分シンプルライブラリのサンプルとして成り立っている。

賞品:
TVアニメ『ToHeart Remember my memories』オープニングテーマ
「大好きだよ(Into Your Heart)」CD(Vo.谷咲ナオミさんの直筆サイン入り)

シンプルライブラリ部門のその他の応募作品のダウンロードはこちら

 

特別賞

最優量投稿者賞

Randomistさん【Randomism Zone

 Mindware/Chicago Flipperさんが賞を制定されたので、最も沢山応募して下さったRandomistさんに「最優量投稿者賞」を。どうもありがとうございました。

 

賞品:
TVアニメ『ToHeart Remember my memories』オープニングテーマ
「大好きだよ(Into Your Heart)」CD(Vo.谷咲ナオミさんの直筆サイン入り)
 

てとら★ぽっと